西武 恐怖の8、9番が6安打6打点の猛爆で最大6点差追いつく

6回、山田の適時打で本塁生還を果たした愛斗はこの表情

西武が8番・愛斗、9番・山田の6安打6打点の奮闘を足場に8ー8と6点差を追いついた。

先発・ダーモディが4回途中6失点で早々に試合の主導権を手放してしまった西武。しかし、そんな展開の中でもこの日は6~9番の下位打線が上位打線の不発を補う爆発を見せた。

2回には呉、スパンジェンバーグの連続四球から8番・愛斗が左線へ2点適時二塁打で2ー3と1点差と迫り、4回には二死二塁から再び愛斗が左線適時二塁打。続く9番・山田も右前適時打で続き4―8とまだ試合を諦めない姿勢を見せた。

5回の守備では右翼の愛斗が3番手・渡邊を助ける好守で初登板の右腕を盛り立てた。

愛斗は「打ったのは、スライダーです。今回も後ろに繋ぐことを意識して打席に入りました。(5回の好守について)後輩が投げるときはいつも以上に集中して守備についています。この1回に選手人生がかかっていますし、若手はやっぱり結果が欲しいのでいつも全力で守っています」と粋なセリフを残した。

6回にも7番・スパンジェンバーグの中前打、8番・愛斗の左線二塁打で二死二、三塁のチャンスを作り9番・山田が右中間へ2点タイムリー二塁打。恐怖の8、9番の6安打6打点の活躍で西武は6ー8とDeNAを
追い詰めた。

すると7回には二死二塁から5番・メヒアの左線適二塁打で1点差、続く呉の中前打でついに8ー8の同点に追いついた。

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