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核兵器廃絶と世界平和を訴える「反核9の日座り込み」が9日、長崎市松山町の平和公園であった。県平和運動センター被爆連の川野浩一議長(81)は、今年8月9日の長崎原爆の日に菅義偉首相と面会する場合は「核兵器禁止条約に国がどう対応するか、突っ込んで聞かないといけない。核兵器廃絶への言質を取りたい」と述べた。
今夏の平和祈念式典は、1月に核禁条約が発効して初めての開催となる。川野議長は条約に否定的な日本政府の姿勢を批判し、「日米安全保障や『核の傘』問題に何とか風穴を開けるため、北東アジア非核兵器地帯構想に着手させたい」と強調した。市は菅首相に式典出席を要請する予定で、長崎の被爆者5団体は例年、式典後に首相らと面会している。
座り込みは同センターなどが主催し、467回目。被爆者ら100人余りが参加した。