【新型コロナ】三浦市、ワクチン個別接種21日開始 要介護者宅への訪問も

三浦市役所

 高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県三浦市は21日から各医療機関での個別接種を始める。在宅要介護者宅への訪問接種を実施する医療機関もある。集団接種の定員増加分を含めて12日から予約を受け付ける。

 個別接種は市内の14医療機関で実施し、広く受け入れるのが8機関、かかりつけの人のみが6機関。予約方法は、無料通信アプリLINE(ライン)やコールセンター、医療機関の電話・窓口と多岐にわたる。

 医療機関の一部は、移動が困難な在宅要介護者の自宅に医師らが訪問して接種する。基本的にはかかりつけ医が対応するが、市が一定の人数をまとめて医師会に訪問接種を依頼することも検討している。

 集団接種も7月4日以降は潮風アリーナと県三浦合同庁舎会場の定員を計660人増やす。

 予約受け付けの殺到が見込まれる6月12、13の両日は、コールセンター=電話046(882)1111=のほかにも回線を増やして対応。5月に実施して混乱を招いた各施設窓口での予約受け付けはしない。市健康づくり課は「必要な量のワクチンは用意してある。あわてずに予約してほしい」と話している。

 市内高齢者の1回目ワクチン接種率(7日現在)は約27%。

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