第11週の週間MVPはエンゼルス・スタッシとマーリンズ・マーテイ

日本時間6月15日、2021年シーズン第11週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはマックス・スタッシ(エンゼルス)、ナ・リーグはスターリング・マーテイ(マーリンズ)が選出された。スタッシはキャリア初受賞で、エンゼルスからの選出は2019年6月のマイク・トラウト以来2年ぶり。マーテイもキャリア初受賞であり、マーリンズからの選出は2017年シーズン最終週にジャンカルロ・スタントンとマーセル・オズーナが同時受賞して以来となった。

スタッシは脳震盪の影響で5月の大部分を欠場したが、6月に入ると打棒爆発。直近1週間はスタメン5試合を含む6試合に出場して打率.455(22打数10安打)、3二塁打、3本塁打、8打点、OPS1.478をマークし、シーズン通算成績も21試合で打率.339、5本塁打、11打点、OPS1.042まで上昇している。3番、4番、5番といった打線の中軸を任される機会も増えてきており、チームに不可欠な戦力となりつつある。

一方のマーテイも肋骨を骨折して4月から5月にかけて1ヶ月以上を欠場。戦線離脱の時点でも3割を超えるハイアベレージを残していたが、戦列復帰後はさらに調子を上げており、この1週間は7試合に出場して打率.500(28打数14安打)、2本塁打、5打点、4盗塁、OPS1.298の大活躍を見せた。シーズン通算でも30試合で打率.351、5本塁打、15打点、8盗塁、OPS1.010の好成績をマーク。今季終了後にFAとなるため、このままチームの調子が上がらないようであれば、トレード・デッドラインにおける注目株の1人となりそうだ。

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