【東京五輪】リバプールがエジプトのエースFWサラーのOA出場を拒否

エジプト代表FWモハメド・サラー(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールが、エジプト代表FWモハメド・サラー(29)の東京五輪への出場を拒否した。

サラーはオーバーエージ(OA)枠で東京五輪への参戦を希望しているが、エジプトサッカー協会(EAA)のアーメド・メガヘド会長がリバプール側から派遣を拒否する通達を受けたと明かした。

エジプト紙「オンタイムスポーツ」のインタビューでメガヘド会長は、東京五輪での招集をリバプールに要請したが否定的な返答を受けたと説明。「不可能であるとは言いたくないが難しい。サラー本人は、エジプト代表として五輪出場に合意した。リバプールの承認を待っているが(クラブ側は)来季の序盤に出場できないことを避けたいので、私たちの要求は拒否された」と語った。

ただ、最終的な結論にはまだ至っていない模様。「私たちはサラーとともにこの問題を解決するために、リバプールのスタッフと新たに接触している。すべての結論は2日以内に出る」との見通しを示した。

東京五輪に出場するエジプトは1次リーグC組でスペイン、アルゼンチン、オーストラリアと強豪揃いの〝死の組〟に入っており、大エースの招集が待望されている。リバプールがくだす最終判断に注目が集まる。

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