ロッキーズ・ストーリーが本拠地開催のHRダービーに出場決定

日本時間6月29日、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)が本拠地クアーズ・フィールドで開催されるホームラン・ダービーに出場することが発表された。ストーリーはホームラン・ダービーについて「間違いなく、子供のころのような側面があるイベントだ。僕はそれを受け入れたい」とコメント。「このイベントは僕たちのゲームの特別な部分だ。僕は子供のころにダービーを見たのを覚えている。出場選手たちのパフォーマンスにとても驚いた。出場できるのを楽しみにしていたし、その機会を逃したくない」と意気込みを口にした。

今年のホームラン・ダービーは日本時間7月13日にロッキーズの本拠地、コロラド州デンバーにあるクアーズ・フィールドで行われる。出場選手は全部で8人。すでに大谷翔平(エンゼルス)と前回大会(2019年)の覇者であるピート・アロンゾ(メッツ)の出場が正式に発表されているほか、結腸がんを克服したトレイ・マンシーニ(オリオールズ)が出場を打診されて受諾したことが報じられており、ストーリーは4人目の出場選手ということになる。

現在28歳のストーリーは今季ここまで67試合に出場して打率.255、9本塁打、34打点、14盗塁、OPS.771を記録。2018年は37本塁打&27盗塁、2019年は35本塁打&23盗塁をマークして2年連続でシルバースラッガー賞を受賞し、短縮シーズンとなった昨季は11本塁打&15盗塁で自身初の盗塁王に輝いた。今季は5月下旬から6月上旬にかけて右肘の炎症で故障者リスト入りした影響もあって成績が伸び悩んでいるが、クアーズ・フィールドの特性を熟知していることも他の出場選手にはない強みとなるだろう。

ストーリーがホームラン・ダービーへの出場を決めたのは、故障者リスト入りの原因となった右肘の状態に問題がないことの証とも言える。今季終了後にフリーエージェントとなるため、トレード移籍の噂が絶えないストーリー。ひょっとすると、ホームラン・ダービーがロッキーズの選手としての最後の晴れ舞台ということになるかもしれない。

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