DeNA・今永 今季2勝目も猛省「山本のリードのおかげ」

今季2勝目を挙げた今永

DeNAは30日の中日戦(神宮)を9―4で勝利。先発の今永昇太投手(27)が5回3失点で今季2勝目を挙げた。

決して本調子ではなかった。序盤は直球中心、中盤はスライダー中心に変えるも、4度先頭打者の出塁を許す苦しい投球。味方打線から2回までに7点の援護をもらうも、2回にビシエドに11号ソロを浴び、3回5回にも1点ずつを失うも、複数失点は許さず。99球を投じながら大崩れはしなかった。

降板後、今永は「打線が援護してくれたにも関わらず、連続で失点してしまったことが今日の反省点です」と猛省。「苦しい場面で山本がいいタイミングで声をかけてくれました。自分のボールで抑えたのではなく、彼のリードのおかげで抑えられたと思います」と、この日先発マスクをかぶった後輩の山本祐大捕手(22)をたたえた。

6回以降は中継ぎ陣の粘投でチームは5連勝。今季は左肩の手術で出遅れたエースに三浦大輔監督(47)は「本人は納得できるピッチングじゃなかったと思うんですけど、(勝ちがついて)次回登板へ向けての気分も違うんじゃないかな」と期待をにじませた。

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