トレード移籍のソフトバンク・中谷が6日の二軍戦で甲子園凱旋「感動的なお別れしたのに…」

入団会見を行った中谷(球団提供)

阪神から交換トレードでソフトバンクに移籍した中谷将大外野手(28)が5日、オンラインで入団会見を行った。晴れやかな表情で姿を見せた中谷は「チャンスなので『やってやるぞ』という気持ち」と所信表明。2017年に20本塁打を放った実績を持つ右打者は、背番号13を背負うことになり「メジャーでA・ロッドとかが付けていて、かっこいい番号という印象」と長距離砲らしく笑った。

福岡工大城東高から2010年ドラフトで3位指名を受けて阪神に入団した福岡出身の28歳。「地元にはお世話になった方々や友人、親もいる。恩返しというか、感謝の気持ちを持ってプレーしたい」。幼少期から身近にホークスがあり「小久保さん、城島さん、井口さん、松中さんとか、全員好きでした」とも語った中谷。故郷に錦を飾る気概に満ちあふれた入団会見だった。

鷹のユニホームに袖を通しての〝初陣〟は、6日ウエスタン・阪神戦(甲子園)の予定だ。「みんなと感動的なお別れをしたのに、また会うねという話はしてました。〝あおられる〟と思いますが、頑張りたい」と、持ち前のユーモアも忘れなかった。「途中からの入団になりましたが、しっかりと名前と顔が一致するように」。鷹の背番号13、中谷将大の新たな挑戦が始まる。

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