Rソックス・澤村 大谷翔平との対決お預けも〝握手動画〟が全米で話題

澤村(左)はエンゼルス戦で、久々の失点を喫してしまった(ロイター=USA TODAY Sports)

注目の日本人対決はお預けとなった。レッドソックス・澤村拓一投手(33)が5日(日本時間6日)、敵地でのエンゼルス戦にリリーフで登板。しかし、注目された大谷との対戦は〝寸前〟で実現しなかった。

3点リードで迎えた6回一死三塁のピンチを迎えた場面。先発のぺレスからバトンを受け継ぎ、澤村は2番手としてマウンドに立った。まず6番・グレシアスを96・7マイル(約156キロ)の直球で詰まらせて二飛。続く7番・レガレスも97マイル(約156キロ)の直球で三ゴロに仕留めて見事に火消し。盛り上がっていた敵地のスタンドを静まり返らせた。

続投した7回は先頭の8番・レンヒフォを見逃し三振。だが、続く9番・ロハスに96・9マイル(約156キロ)の直球を痛打され、ソロ被弾。7試合ぶりの失点を喫したものの、続く1番・フレッチャーを空振り三振に斬って落とし、相手の反撃ムードを断ち切った。そして2番・大谷を打席に迎えようとしたが、このタイミングで澤村は交代となった。

チームはエンゼルスに5―4で勝利し、MLBトップの54勝目をマークしてア・リーグ東地区首位を快走。この日の澤村は打者5人と対峙し、1安打1失点2奪三振。防御率は2・65となった。

一方、試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」と「NESN」など米メディアは澤村と大谷の微笑ましい〝シェイクハンド動画〟を放送。この日の試合前に澤村のもとへ大谷が挨拶に駆け寄り、帽子を取って握手を交わすシーンはSNS上にも拡散されている。米国のファンも「大谷が頭を下げているのは印象的」「素晴らしい2人の日本人メジャーリーガーが対面を果たした」などと書き込み、大いに盛り上がっているようだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社