株価好調のSMエンターテイメント ガバナンス改善やハイテク企業化期待

SMエンターテイメントの株価が好調だ。SMエンターテイメントの株価は最近、2年5ヶ月ぶりに5万ウォンの壁を超えた。今月5日まで6営業日連続で買い越しを記録し、7日に前日比1.16%上昇となる6万1100ウォンまで上昇。7日終値で5万9800ウォンとなっている。

株価上昇の背景にコロナワクチン接種によるオフライン公演開催やアーティストのIPを介した事業拡張性、ハイテク技術への対応期待がある。

韓国の経済メディアなどによると、創業者であり最大株主であるイ・スマン総括は、自身が保有する株式約439万株について全量または一部の売却進めているとされる。カカオグループが株式を引き受けるとみられており、SMエンターテイメントの企業ガバナンスにリスク分散が働くとの見方が株価上昇に作用しているようだ。(一方で、先日、保有株を一部処分したパク・ジニョン氏率いるJYPエンターテイメントの株価は一時下落した)

SMエンターテイメントは、先月23日、韓国の理系最高学府である韓国科学技術院(KAIST)との間で、メタバース研究のためにMOU(業務協約)を結んでいる。両者は今後、△コンテンツ・人工知能(AI)・ロボットなどの分野に関する技術△デジタルアバター制作関連の共同プロジェクト△カルチャーテクノロジー関連の共同学術研究などの分野で協力することになる。まるで、ハイテク企業が行うような提携をSMエンターテイメントは展開している。

メタバースの世界はAI、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、3Dなどの先端技術が総動員された実験場であり、デジタル時代の最前線である。既存のVRより一次元より深化された拡張仮想世界だ。SMエンターテイメントは、KAISTとの協力により、今後、公演の完成度などを向上させたい構えだ。

(参考記事:「ハイブ・JYP・SM 韓国芸能大手3社の経営スタイルに変化か 経営者交代やテック導入」)
(参考記事:「JYPエンター株が下落、J.Y.Parkの株売却が影響か…証券社は目標株価を引上げ」)
(参考記事:「[J.Y. Parkが代表PD]韓国JYPエンターテイメントが仮想通貨企業と提携、その深淵なる理由」)

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