【新型コロナ】神奈川県、7月後半のワクチン配分先公表 人口規模や在庫率で決定

新型コロナウイルスワクチン

 神奈川県は8日、今月後半に届く新型コロナウイルスワクチン806箱(約94万回分)の市町村への配分を公表した。19日からの2週間に配送され、清川村を除く32市町に配分。主に64歳以下の住民接種に活用される。

 806箱はファイザー製で、このうち557箱は人口規模などに応じて配分。残りの249箱は、今月最終週までに大規模会場を開設する茅ケ崎、厚木の2市と、接種が進んで在庫率が低い全国上位200位以内の横浜、川崎、大和、綾瀬、松田、開成の6市町に配分した。

 県側の希望量は1511箱(約177万回分)で、供給量は希望の約53%にとどまった。各自治体が会場の増設など接種機会を増やしたことで希望量も増えたが、国からの供給量は減少。接種計画の見直しを迫られる自治体もある。

 ◇

 配分は箱単位(1箱の接種回数は1170回)で、次の通り。

 ▽横浜市357▽川崎市138▽茅ケ崎市52▽相模原市42▽大和市29▽厚木市27▽藤沢市26▽横須賀市22▽平塚市15▽小田原市11▽鎌倉、綾瀬市各10▽秦野市9▽海老名、座間市各8▽伊勢原市6▽逗子市4▽三浦、南足柄市、葉山、寒川、開成、愛川町各3▽大磯、二宮、大井、松田、湯河原町各2▽中井、山北、箱根、真鶴町各1

© 株式会社神奈川新聞社