巨人・ビエイラが魂の絶叫! “大暴投”からの三者凡退で23試合連続無失点

好投が続く巨人・ビエイラ

巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)が11日の阪神戦(甲子園)で、1点リードの9回の1イニングを三者凡退で仕留め、9セーブ目をマークした。

代打のロハス・ジュニア、近本を抑え、最後は糸原を162キロの剛速球で空振り三振。1―0のシビれる場面でチームの勝利、阪神3連戦の勝ち越しに貢献した右腕は、バックスクリーン方向に向かって腹の底から吠えると、捕手の小林の方に向き直って胸、さらにはグラブも豪快にぶっ叩いて歓喜の雄叫びをあげた。

これでビエイラは23試合連続で無失点。来日1年目の昨季は極度の制球難に苦しんだが、誰もが認める勤勉さと変化球の習得でメキメキと改善。この日はマウンドに登場して投じた投球練習の1球目は、小林がミットを伸ばしてもまるで届かない〝大暴投〟となって、甲子園をどよめかせたが、スライダー中心の配球で見事にシャットアウトした。

締めの絶叫を含め、原監督も「独特のルーティーンがあるよね」と認めるビエイラの存在感がますます大きくなっている。

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