ついに背番号「1」がマウンドに戻ってきた。日本ハムの斎藤佑樹投手(33)が、12日に行われたイースタン・リーグのDeNA戦(鎌ケ谷)で269日ぶりの実戦復帰登板を果たし、1回9球を投げて無安打無失点と好投した。
久々の登板も、完璧な内容にまとめた。2020年10月16日に行われたイースタン・リーグの巨人戦(ジャイアンツ球場)以来のマウンドとなった斎藤は6回から救援登板。クリーンアップからの対戦となったが、3番・戸柱を120キロの変化球で右飛、続く戸柱を129キロの直球で三ゴロに打ち取ると、最後は益子も130キロの直球で三ゴロと、難なくDeNA打線を抑えた。
打者3人でぴしゃりと締めると、スタンドからは「いよしっ!」の歓声とともに大きな拍手が送られた右腕。後ろを守っていた同僚・杉谷からも「オッシャー! ナイス佑樹さん!」と声をかけられ、ハイタッチを交わした。
斎藤は右ヒジ痛の悪化により、オフに「PRP療法」を中心とした再生医療で治療を行い、以降は長いリハビリ期間を過ごしていた。