大相撲名古屋場所10日目(13日、愛知県体育館)、大関正代(29=時津風)が関脇御嶽海(28=出羽海)を下し3連勝で6勝目(4敗)を挙げた。
過去3連敗中の相手をはたき込み「(体が)反応してくれた。流れとしては差しながら前に出たいと考えていたが、自然にできた。この流れを続けていきたい」と振り返った。
初日から連勝、その後3連敗と浮き沈みが激しい今場所。連敗中には「(浮上の)きっかけが欲しい」とスランプ気味になったが、ここにきて立て直しに成功。「連敗していた時は体が硬かったのかなと気にかかっていたが、その硬さが抜けてきた。相手との距離や踏み込み場所は気にしている。名古屋場所に合った立ち合い、タイミングができているのかな」と手応えを見せた。
今後は横綱白鵬(36=宮城野)、大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)との対戦を控えるが「内容的に押し込まれることが目立ってきたので、修正しつつ勝ちにつなげられたら」と大関としての意地を見せるつもりだ。