ACL参戦のG大阪と川崎でコロナ感染者…東京五輪を控える三笘、旗手らへの影響は?

日本代表MF三笘薫(左)とDF旗手怜央

Jリーグは15日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグを戦った川崎のスタッフ2人、G大阪の選手2人、スタッフ2人が新型コロナウイルスに感染したと発表し、各方面に大きな波紋が広がっている。

Jリーグによると、ウズベキスタンで1次リーグを戦った2チームは出国前の9日に行ったPCR検査で全員の陰性を確認。11日にチャーター機で現地を出発し、12日に帰国した空港で検査を受け、全員の陰性だった。13日に入国後抗原定性検査(1日目)で全員陰性となり、チーム活動に参加したものの、14日に入国後抗原定性検査(2日目)でG大阪のスタッフ1人が陽性になったという。

この判定を受けてG大阪が検査を行ったところ、選手2人、スタッフ1人の陽性が判明。川崎もスタッフ2人の感染を確認した。Jリーグは「当該者は既に隔離対応をしております。なお、両クラブのその他の選手・スタッフは全員陰性を得ており、保健所よりクラブ内の濃厚接触者はなしとの見解をいただいております」と説明した。

また、日本サッカー協会によると、川崎所属で東京五輪に臨むU―24日本代表のDF旗手怜央(23)とMF三笘薫(24)はチーム合流後、毎日検査を受けて陰性を確認しているが、15日から移動やロッカールームをイレブンと別にして食事もチームとは別に自室で取っているという。

また、タイでACLを戦っていた名古屋のMF相馬勇紀(24)と、C大阪のDF瀬古歩夢(21)に対しては特別な処置を取っていないと説明。ただ、海外から帰国したばかりのため、食事の際に、テーブルの上にアクリル板を設置するなどの対策を実施しており、本大会への影響も懸念されそうだ。

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