元オランダ代表FWアリエン・ロッベンが現役引退を発表

アリエン・ロッベン(ロイター)

オランダ1部フローニンゲンは15日、所属する元同国代表FWアリエン・ロッベン(37)が引退すると公式ホームページで発表した。

2000年にフローニンゲンでデビューしたロッベンは快速ウイングして一時代を築いたストライカー。イングランド・プレミアリーグのチェルシー、スペイン1部レアル・マドリード、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンでプレーし、19年に引退を発表するも約1年後の20年に古巣のフローニンゲンで現役復帰していた。

オランダ代表としては国際Aマッチ96試合に出場し、数々の功績を残している。また、ロッベンがBミュンヘンに所属していた2019年にはJリーグ参戦がささやかれ、J1FC東京が獲得交渉を行っていたものの、移籍は実現しなかった。昨季フローニンゲンではケガなどの影響もあり、わずか7試合出場にとどまっていた。

ロッベンはクラブを通じ「大きなエネルギーと熱意を持ってこの冒険に乗り出しました。過去のシーズンを振り返ると、試合時間が残念だったという正直な結論に達する必要があります。前回の試合の後、私は時間をかけて将来について情報に基づいた決定を下すと言いました。精神と感情が正反対だったので、それは非常に困難でした」とコメントし、引退は苦悩の決断だったという。

また「今日からプレーヤーではなくて、サポーターです。過去1年間に受けた温かいサポートと甘いメッセージに感謝します。それは素晴らしく、心温まるものでした。みんなとみんながフルスタジアムで素晴らしいサッカーシーズンを過ごせることを願っています」など、ファンに向けたメッセージを送った。

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