海開き前の砂浜美しく 高鍋で住民らごみ拾い

ごみや流木を拾うボランティア

 高鍋町蚊口浦の高鍋海水浴場と周辺で11日、高鍋クリーン活動(町観光協会など主催)が行われた。21日の同海水浴場の海開きを前に、きれいな砂浜にしようと企画。地元住民ら約2千人が流木やごみを拾い、汗を流した。
 毎年清掃活動を行っているが、昨年はコロナ禍で中止したため2年ぶり。地元の蚊口浦地区のほか、町内外の企業、団体などから大勢のボランティアが集まった。
 参加者は砂浜や近くのキャンプ村に分散。流木などを拾い、袋に入れていた。同町高鍋町、事務職佐藤芙里(ふさと)さん(36)は「よく来ているので、ずっと子どもも楽しめる海であってほしいと思い、家族で参加した。海開きしたらまた訪れたい」と話していた。
 今夏の海開きについて、町観光協会は、カキ殻が付いた石で足を切る恐れがあるとして、靴やマリンブーツ着用を呼び掛けている。
 11日は町職員約40人が高鍋藩主らが眠る同町の秋月墓地周辺を清掃した。

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