東京五輪 男子ハンドボール スペイン代表 佐世保で歓迎セレモニー

朝長市長(左から3人目)から贈呈された法被を着て記念写真に納まるラウル・エントレリオス主将(左端)ら=佐世保市東部スポーツ広場体育館

 東京五輪に出場するハンドボールのスペイン男子代表チームの事前キャンプが実施されている佐世保市東部スポーツ広場体育館で18日、歓迎セレモニーが開かれた。
 代表チーム24人は17日に佐世保に到着。19日まで主に同体育館で練習し、20日に東京へ向けて出発する。
 セレモニーには市内と近郊の中学、高校計10校のハンドボール部員計210人が参加。朝長則男市長が「短い期間ではあるが、佐世保で十分調整してほしい。ホストタウンとして、五輪でのご活躍を心から祈念する」とあいさつし、選手らに同市の九十九島がプリントされた法被を贈呈した。
 王立スペインハンドボール連盟のフランシスコ・ブラスケス会長は「佐世保は素晴らしいところ。歓迎し、親切にしていただきありがたい」と述べ、朝長市長にレプリカユニホームを手渡した。
 その後、中学生5人が選手に質問。「つらいときなどはチームをどのようにまとめていたか」という問いに、ラウル・エントレリオス主将は「自分たちに一番できることは何かを考えて、それを頑張るといい」とアドバイスした。
 練習も公開され、トップレベルのプレーを生徒らが見学した。大野中男子ハンドボール部の松永倖太郎主将(3年)は「一つ一つのプレーに全力で取り組んでいて、攻撃の連係もすごい。今後の練習に生かしたい」と話した。

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