【ソフトボール】ついに五輪がスタート 上野由岐子の投球で幕開け 橋本会長、丸川五輪相の姿も

福島・あづま球場で五輪がスタート

いよいよ幕開けだ。東京五輪の全競技に先駆けて女子ソフトボールの試合が21日にスタート。開幕戦の日本代表―オーストラリア代表(福島・あづま球場)が始まった。

今大会はほぼすべての競技の試合が無観客で開催。あづま球場に観客の姿はないが、できる限りの形で五輪ムードを演出。「TOKYO2020」と書かれたのぼり旗や看板、福島市内の小学生が育てたアサガオと応援メッセージが随所に飾られている。

3大会ぶりに正式種目となったソフトボール。前回の2008年北京五輪で金メダルを獲得した日本代表の先発は、大黒柱の上野由岐子投手(ビックカメラ高崎)。ソフトボール界のレジェンドが福島の地で第1球を投じ、熱戦の火ぶたが切られた。

上野にとっては〝伝説の413球〟で日本代表を世界一に導いた北京五輪に続く、五輪の舞台。20日の練習後には「感情的にはやっと試合ができるっていう気持ちの方がどっちかというと大きいので、気持ちが高ぶり過ぎないようにしっかりコントロールして入りたい」と決意を述べていた。

また、試合前には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、丸川珠代五輪相らが同球場を訪れた。

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