【大相撲】新横綱の照ノ富士に師匠・伊勢ヶ浜親方は感無量「これ以上何も言うことはない」

伝達式後、会見に臨む新横綱照ノ富士(左)、伊勢ケ浜親方(代表撮影)

日本相撲協会は21日、都内で大相撲秋場所(9月12日初日、国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大関照ノ富士(29=本名ガントルガ・ガンエルデネ、伊勢ヶ浜)の横綱昇進を正式に決定した。

東京・江東区の伊勢ヶ浜部屋で行われた伝達式で、照ノ富士は「謹んでお受けいたします。不動心を心掛け横綱の品格、力量の向上に務めます。本日は誠にありがとうございました」と口上を述べた。

その後の会見で師匠の伊勢ヶ浜親方(61=元横綱旭富士)は「品格、力量を認められて横綱になっているわけですから、そこにさらに磨きをかけて横綱とはこういうものだということをしっかり自分で認識して頑張ってほしい」と期待を込めた。

照ノ富士はヒザの故障や内臓疾患などで一時は序二段まで転落。それでも師匠は「本人の頑張りですよ。周りで言っても支えても本人がやらなければどうしようもないことですから、それはよく頑張ったんじゃないですか」とうなずいた。

また、照ノ富士は横綱土俵入りで不知火型を選択。師匠と同じ「型」であることから「(指導)します。師匠冥利というか(日馬富士に続いて)2人目の横綱だし、これ以上何も言うことはないですよね」と目を細めた。

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