【侍ジャパン】チーム最年長の巨人・坂本 金メダル奪取に向け「一つのピースになれればいい」

ロングティーを行う坂本

胸の内をさらけ出した。東京五輪に臨む野球日本代表・侍ジャパンの強化合宿(仙台市内)は21日、3日目を迎えた。チーム最年長の巨人・坂本勇人内野手(32)が今大会にかける熱い意気込みを語った。

まずチームについては「若い選手も多いし、気をそんなに使う感じもない。すごくいい雰囲気で練習しているなと思う」と日を重ねるごとに結束力を高めている様子を明かした。

今年で33歳を迎える自身の役割に関しても「グラウンドに出れば年齢は関係ない。全員がそういう気持ちを持ってやっている。ただ短い期間の中でコミュニケーションを取らないといけないので、そこは率先して間に入って声をかけていければいいなと思う」と続け、出しゃばり過ぎずにあくまでも「一つのピースになれればいい」という姿勢を貫く。

これまで目標としてきた東京五輪が目前に迫って来た。「まだ試合をしていないので、そこ(五輪の雰囲気)は分からないが」と前置きしながらも「WBCでも本当にすごいプレッシャーと緊張感のある中でやっていた。そこの重みというのはめちゃめちゃ緊張した中でやっていたので、今回もそういう感じなのかなと。やっぱり代表でっていうことに違いはないので」と口にし、日の丸を背負う侍戦士としての覚悟をのぞかせた。

そして「いい準備をして勝つだけ。自分の結果がどうこうよりも」とも言い切る。悲願の金メダル奪取へ向けて犠牲的精神もいとわず、ただ勝利のみを追い求めていく。

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