弁護団「内省深まる」 佐世保高1同級生殺害7年、加害元少女の変化明かす

 佐世保市の高1女子同級生殺害事件から7年になるのを前に、医療(第3種)少年院に送致された加害者の元少女(22)の元付添人弁護団が報道各社の取材に書面で回答した。
 コロナ禍のため元少女との面会頻度は減ったものの、直近では4月に対面、5月に電話をしたという。手紙のやりとりもある。
 元少女は現在も更生プログラムを受けており、「矯正施設の先生方との対話などを通じて内省や自己理解が深まり、相談することの大切さが分かるようになるといった変化が生じている」と明らかにした。
 社会復帰については「まだ先。施設内の矯正教育が必要な状況ではあるが、復帰後の支援体制の構築を引き続き検討している」とした。
 今年も命日を前に、遺族への謝罪文を書いており、被害者の命や未来を奪ってしまったことの謝罪や今後の償いに関することなどを複数枚にわたってつづっているという。
 遺族の代理人は、取材には応じられないとした。


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