県の大規模接種 長崎会場 50代以上の予約 30日から可能に

 長崎県は28日、県庁(長崎会場)と佐世保市吉井町のサンパーク吉井(県北会場)で実施している県独自の新型コロナウイルスワクチン大規模接種について、8月7日以降の予約方法などを明らかにした。長崎会場は県内市町交付の接種券がある50代以上を対象に、30日午後1時からインターネットと電話で予約を受け付ける。一方、県北会場は今後廃止し、新たに佐世保会場を設ける方針も示した。
 大規模会場を巡っては、県は9日、市町の接種事業を補完しスピードを上げるため、当初8月6日だった設置期限を10月8日まで延長すると発表していた。
 県医療政策課によると、使用するワクチンは米モデルナ製。長崎会場は1回目が8月7日~9月3日。2回目は4週間後の同じ時間帯。平日は午後2時~7時半で1日当たり600人、土日は午前10時~午後3時半で同800人。期間中に計1万8400人を見込む。県が優先接種対象者に指定している基礎疾患がある人や高齢者・障害者施設などの従事者らも引き続き接種できる。予約状況を見ながら40代以下の予約も受け付ける方針。
 県北会場は8月7、8日(2回目9月4、5日)のみで同150人。予約は29日午前10時からネットと電話で受け付ける。対象は県内市町の接種券がある18歳以上。佐世保会場の詳細は近く発表するという。
 予約、問い合わせは県のコールセンター(電0120.123.816、0570.065.478)。いずれも午前9時~午後9時。


© 株式会社長崎新聞社