東京で奄美の世界自然遺産登録をPR 「大鹿児島展」東武池袋本店で始まる

鹿児島県本土や奄美群島をPRする鹿児島県東京事務所の担当者ら=29日、東京・池袋

 鹿児島の特産品を集めた「大鹿児島展」が29日、東京・池袋の東武百貨店池袋本店で始まった。68社が参加し、黒毛和牛や黒豚、地鶏を使った加工品・弁当、お茶、工芸品がずらりと並んだ。8月3日まで。

 首都圏で鹿児島をPRする狙いで41回目。今回は初の夏開催となり、「スタミナ」や「涼」をテーマに、うなぎや冷菓子が人気を呼んだ。世界自然遺産登録が決まった奄美群島からも大島紬やウコンが出品され、県東京事務所の職員がパンフレットを渡しながら買い物客に「世界遺産の島」を丁寧に説明した。

 黒糖焼酎の売り場に立った有村商事(奄美市)の有村慎太郎さん(35)は「新型コロナウイルス収束後を見据え、奄美を発信する絶好のチャンス。黒糖焼酎を含めた奄美産品の知名度アップにつなげたい」と張り切った。

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