韓国の4~6月の自動車輸出が前年比70%↑ 欧米向けのエコカー輸出が牽引

第2四半期(4~6月)の韓国の乗用車輸出が前年比70%以上増加した。エコカーの輸出額と輸入額は、それぞれ過去最高を記録した。

韓国関税庁は第2四半期の乗用車輸出額(107億ドル)と輸出台数(53万台)が前年同期比でそれぞれ71.9%、50.3%増加したと30日に発表した。

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同増加幅は第1四半期レベル(+ 31.4%、+ 12.7%)を大きく上回るものである。

第2四半期の乗用車輸入(41億ドル)と輸入台数(9万台)は、それぞれ38.3%、9.3%増加した。

第2四半期の乗用車の輸入額は、2007年に関連統計作成以来、四半期ベースで最も多かった。

第2四半期のエコカーの輸出額(27億ドル)は1年前より53.3%増加し、過去最高の業績を記録した。

エコカーの自動車輸出に占める割合も25.1%に増え、全体の乗用車輸出増加をけん引した。

米国(106%)、ドイツ(111.8%)、フランス(66.3%)、イスラエルの(168.8%)、スウェーデン(21.5%)、ノルウェー(276.1%)など主要国でのエコカーの需要拡大により輸出額が増加した。

エコカーの種類別の輸出額は、電気自動車が12億4000万ドル、ハイブリッド車が11億6000万ドル、プラグインハイブリッド車が3億ドルの順だ。

第2四半期のエコカーの輸入額(19億7000万ドル)も、前年同期比201.3%増え、過去最高を記録した。エコカー輸入額は6四半期連続で前年同期比増加となった。

関税庁は「コロナ19の影響で、昨年の輸出額が減ったベース効果(反動)、エコカー需要の拡大、北米・欧州連合(EU)など主要国の需要回復などで、今年の上半期の輸出が大幅に増加した」と説明した。

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