【U―24】韓国代表 五輪8強敗退で国内から猛批判「うぬぼれが招いた大敗だ」

準々決勝でメキシコに敗れ、ショックが大きかった韓国代表(ロイター)

東京五輪サッカー男子の韓国代表が、7月31日の準々決勝メキシコ戦に3―6の大量失点で敗れ、同国内で批判にさらされている。

1次リーグの結果次第で日本と準々決勝で対戦する可能性もあったが、1位突破でメキシコと対戦。2012年ロンドン五輪銅メダル以上を目指したものの、突きつけられたのは厳しい現実だった。守備が崩壊しての大量失点では、勝てるはずもなかった。金鶴範監督は「6失点は受け入れがたい。われわれは守備の準備ができていなかった。監督の私が対応しきれず、このような結果になってしまった」と頭を下げた。

この惨敗には同国メディアから厳しい指摘が飛び出した。「スターニュース」は「気付いたときには時すでに遅し。今回はうぬぼれが招いた大敗だった」と報じた。

韓国はニュージーランドとの1次リーグ初戦に0―1の敗戦を喫したものの、その後はルーマニアに4―0、ホンジュラスに6―0と大勝して1位突破。ただ、大量得点は、相手が退場した後やPKによる得点が多くを占めた。にもかかわらず、攻撃力を過信したというのだ。

そのためメキシコ戦は攻撃的布陣を組んでしまい、まんまとやられてしまったという指摘も。戦い方を変えていれば、結果は違っていたかもしれない。

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