米ESPNが報道「ア・リーグMVPレースでエンゼルス・大谷翔平がブルージェイズ・ゲレロをリード」

初回に二塁打を放った大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)が12日(日本時間13日)に本拠地アナハイムでブルージェイズ戦に「1番・投手」で先発マウンドに上がり、6回を3安打2失点、6三振2四球、2暴投で7勝目(1敗)を挙げた。全米注目のブルージェイズのウラジーミル・ゲレロ内野手(22)との投打初対決は左前打、空振り三振、四球と〝引き分け〟だった。

本塁打と打点の2冠を争う大谷とゲレロだが、米スポーツ専門局ESPN(電子版)はMLB担当記者2人による今季のアワード予想を掲載。ア・リーグのMVPレースでは大谷がゲレロを大きくリードしているとした。

デービッド・ショーエンフィールド記者は「ゲレロはブルージェイズの進撃をけん引しているが、それがMVPレースを援護するとは思えない。同僚のセミエンと貢献度はたいして変わらない。大谷の歴史的な二刀流パフォーマンスは、現時点で満場一致の選択となるだろう」と主張した。

ブラッドフォード・ドゥーリトル記者も「ゲレロのような若手選手が3冠王獲得の可能性を持ち、チームをプレーオフに導き、MVPを獲得できないといったことは多々あることではない。だが、今年はそうなる。大谷の今季は歴史に残るものだ」と賛同した。

同電子版によると、シーザース・スポーツブックのMVPオッズは一番人気の大谷が1・125倍で、二番手のゲレロは7倍だ。ちなみに三番人気でセミエン、レッドソックスのディバース、アスレチックスのオルソンが61倍で並んでいる。

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