エンゼルス5割復帰 大谷が40号&8回1失点の大活躍

【エンゼルス3-1タイガース】@コメリカ・パーク

エンゼルスは3対1でタイガースを破り、勝率5割復帰を果たしたが、その立役者となったのは大谷翔平だった。ストライク率が75%を超える効率のいいピッチングで自己最長の8イニング(90球)をソロ本塁打による1点のみに抑えると、8回表の先頭打者として迎えた第4打席では大台到達となる40号ソロ。9回裏のマウンドは守護神ライセル・イグレシアスに譲ったものの、文句なしの「二刀流」の活躍でア・リーグMVPにまた一歩前進した。

大谷の自己最長イニングは2018年5月20日(現地時間)のレイズ戦で記録した7回2/3、今季最長は7回(3試合)だったが、今日は90球で8イニングを投げ抜き、被安打6、奪三振8、与四球0、失点1という安定感抜群のピッチング。今季8勝目(1敗)をマークし、防御率は2.79まで向上した。5月28日(現地時間)のアスレチックス戦で今季初黒星を喫してから1度も敗戦投手になっておらず、7連勝を継続中。今季の日本人投手で単独トップに立ち、自身初の2ケタ勝利も見えてきた。

打撃面では、最初の3打席は空振り三振、ライトライナー、セカンドゴロでノーヒットに終わったが、8回表の第4打席で甘く入ったスライダーを捉え、ライトへの40号ソロ。レジー・ジャクソンが1982年に記録したエンゼルスのシーズン左打者記録(39本塁打)を39年ぶりに塗り替えた。エンゼルスのシーズン球団記録は2000年にトロイ・グロスが記録した47本塁打。自身初の2ケタ勝利と同様に、こちらも射程圏内だ。

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