「山本二三展」入場者1万人突破 木村さんに記念品 長崎県美術館

山本専務取締役(右)から記念品を受け取った木村さん(中央)=長崎市、県美術館

 長崎市出島町の県美術館で開催中の「『五島百景』完成記念 山本二三展 the BEST」(長崎新聞社、県美術館主催、大誠ハウス特別協賛)の入場者が20日、1万人を突破した。1万人目は市立三和中2年の木村遥さん(14)で、大誠ハウスの山本英徳専務取締役が記念品を贈った。
 山本さんは五島市出身のアニメーション映画美術家。「天空の城ラピュタ」や「時をかける少女」などで美術監督を務めるなど長年活躍してきた。同展ではこれまで手掛けた背景画の原画のほか、故郷の五島列島の自然や暮らしの風景を描いた「五島百景」の全100点を展示している。
 母親の馨さん(44)と訪れた木村さんは「1万人目と言われてびっくりした。アニメの世界を感じてきたい」と話した。同展は9月5日まで。


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