【夏の甲子園】明桜・風間球打は大会最速152キロも敗戦「上の舞台で戦いたい」とプロ志望明言

大会最速152キロをマークした明桜・風間球打はプロ志望を表明

今大会ナンバーワン投手は2回戦で姿を消した。第103回全国高校野球選手権大会(甲子園)の第9日目(22日)第1試合で明桜(秋田)が明徳義塾(高知)に2―8で敗れ、3回戦進出は果たせなかった。プロ注目の風間球打投手(3年)は今大会最速152キロを計測するなど6回を投げて139球、6安打5四球2失点、8奪三振と試合をつくりながらも無念の敗退となった。

自慢の直球を軸に内角を突く力のこもった投球を見せたが、粘りの明徳打線に球数を費やされた。2回に先制点をプレゼントされたものの要所で制球が安定せず3回、5回と相手の3番・森松に適時打を浴びた。

それでも試合後、エースは涙を見せず終始冷静だった。「思い切ってプレーできたが、すごく悔しい。真っすぐだけでは勝てない。変化球や空振りやストライクが取れるように精度を上げていかないといけない。ただ、こうやって大舞台でできたのはうれしいし、自分のピッチングも少しは見せれたかなと思う」と振り返った。

そして注目の進路についても「できれば上の舞台で戦いたい」とコメント。「それは『プロ』と解釈していいか」との問いに「そうです。はい」と答えた。プロ各球団から熱視線を送られている逸材だけに今秋ドラフトでは「目玉」となりそうだ。

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