巨人・中田が特大の移籍1号2ラン ミスターも活躍を予言していた!

巨人移籍後初ホームランを放った中田

これが北の大砲の力だ。巨人の中田翔内野手(32)が22日のDeNA戦(東京ドーム)に「5番・一塁」で先発出場し、7回の3打席目で移籍1号となる2ランを放った。

3点ビハインドの7回一死一塁の場面で打席に入った中田は、ここまで好投を続けていた相手先発・今永の投じた初球、144キロの直球を完ぺきに捉えると、打球はぐんぐんと伸びて左翼スタンド上段へ。打った瞬間に確信に変わる一発に、スタンドからは唸るような歓声が沸いた。中田は「がむしゃらにいきました。球場に来てくれているファンの皆さんが拍手や応援をしてくださり、本当にありがたいです。これが当たり前のことではないので個人的にうれしかったです。チームに貢献できるように頑張ります」と喜びのコメント。

この日視察に訪れていた長嶋茂雄終身名誉監督(85)も喜びのあまり窓ガラスを何度もたたいて大興奮。試合前には中田を激励し「中田翔が試合勘を取り戻して、一本が出れば、チームは大爆発していくはず」と力強いエールを送っていたが、その言葉通り、中田に続く6番・ウィーラーがバルコニー席まで届く特大の11号同点ソロを放つなど、試合は大きく動いた。

7回の守備に就く際には、スタンドからの大喝采を受けながら、内外野のスタンドに向けて帽子を取って2度挨拶。様々な思いをかみしめるかのように、ファンの声援に答えていた。

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