長崎市 92公共施設が休館 9月12日まで 観光施設も延長 

 長崎市の田上富久市長は26日、臨時会見を開き、同市が27日から新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置区域となることを受け、同日から公民館やふれあいセンターなど市内の公共施設92カ所を9月12日まで休館すると発表した。現在休止中の観光施設なども、期間を当初の9月6日から同12日まで延長する。
 新たに休館するのは、老人福祉施設や図書館、科学館など。このほか、市内12カ所の子育て支援センターも休止する。一方、夜間急患センターや診療所、保育所は引き続き利用可能。10月29日開業の「長崎のもざき恐竜パーク」のうち、9月5日に予定していた「こども広場」と「インフォメーションセンター」の先行オープンも延期する。
 市立長崎商業高は30日から分散登校を実施。市立小中学校は通常通りだが、他学級、他学年との交流を控えるなど感染防止を徹底する。
 田上市長は「第5波ではまだピークが見えない。期間内にできるだけ感染を抑え込み、収束させる流れをつくることが共有すべき最大のテーマだ」と述べた。

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