【新型コロナ】2日の神奈川県所管域 50~70代の男性3人死亡 383人感染、6人中等症

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は2日、県所管域で新たに3人の死亡と、10歳未満~90代の男女383人の感染が確認されたと発表した。

 死亡した鎌倉市の50代男性は8月29日に発症し、同30日に医療機関で陽性と判明。基礎疾患があり本来なら入院相当のスコアだったが、災害時の入院判断が適用されているため、自宅療養となった。同31日夕に地域療養体制の看護師が訪問した際、血中酸素飽和度が91%で市医師会の医師に連絡。医師が往診し酸素濃縮器を使ったところ、93~94%に改善したため、入院は不要と判断した。翌9月1日朝に男性が意識のない状態で家族に発見され、119番通報で救急搬送されたが新型コロナ肺炎による死亡が確認された。

 秦野市の60代男性は8月8日に発熱などの症状が出た後、同11日に救急搬送され入院。検査で陽性と判明し、同26日に新型コロナによる肺炎で死亡した。基礎疾患があったという。

 平塚市の70代男性はクラスター(感染者集団)が発生した県平塚保健福祉事務所管内の病院の入院患者。8月3日に他疾患で入院し、同23日に陽性と判明、同27日に他疾患で死亡した。

 また、同病院では新たに患者1人の陽性が判明し、感染者は計14人となった。

 新規感染者383人のうち、6人が中等症、377人が軽症または無症状で、174人の感染経路が不明という。年代別の内訳は、20代が75人、30代65人、10代64人、40代58人、50代50人、10歳未満47人、60代13人、70代9人、80.90代が各1人。

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