佐世保市長が会見 コロナ感染増 半数は家庭・職場接触 対策徹底呼び掛け

 長崎県佐世保市内で新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあるとして、朝長則男市長は2日、臨時の記者会見を開き、感染対策を徹底するよう市民に対し改めて呼び掛けた。
 同市では、同日公表の感染者が過去最多の34人となるなど、感染拡大に歯止めがかかっていない。直近3週間に確認された感染者のうち、家庭内や職場での濃厚接触者などとして検査を受けたケースが半数近くを占めている。朝長市長は「家庭や職場で体調不良の人がいる場合、できるだけ早く検査を受けるよう協力をお願いしたい」と述べた。
 また、7月25日からの第5波では30代以下の感染者が全体の約7割を占めていることから、特に若者に向けて感染対策を徹底するよう呼び掛けた。
 1日に授業を再開した市立小中学校では、感染への不安で登校を控えている児童生徒が2日時点で計約100人いると説明。オンライン授業やプリント配布などの対応をしており、全員が出席停止の扱いになるという。

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