オリックスが首位陥落だ。5日のソフトバンク戦(ペイペイ)は投手陣が崩れ、4―12と連日の2桁失点で大敗。6月日からキープしてきた首位の座をついにロッテに明け渡した。
4回に増井がリチャードに満塁弾を浴びるなど6失点で流れを持っていかれ、中嶋監督は「それしかないでしょ」と敗因を嘆いた。打線も反発力を欠いた。2回に若月の4号2ランで先制したが、その後は7回まで2安打で無得点。6点差の8回に2点を返すのが精いっぱいだった。
この日は主砲の吉田正の姿がベンチになかった。左太もも裏の筋損傷で登録を抹消。中嶋監督は「中途半端になっては困る選手だし、先もある。ここで無理するわけにはいかない」と話したが、打率3割3分8厘、20本塁打、69打点の主砲の離脱は痛すぎる。
25年ぶりの優勝に向け、首位をひた走ってきたチームが正念場を迎えた。