大村市 「出席」扱いのフリースクール 2カ所を初認可

 長崎県大村市は6日、不登校や引きこもり状態にある小中学生が通う民間のフリースクールのうち、学校で「出席」扱いとなる施設として市内2カ所を初めて認可したと明らかにした。
 市議会一般質問で中崎秀紀議員(進風おおむら)の質問に西村一孔教育政策監が答えた。
 市教委によると、フリースクールの支援内容などを審査した上で、7月までに2カ所を認可。1学期は計6人の中学生が利用した。1カ所は放課後児童クラブを兼ねた施設という。
 同市で不登校に当たる児童生徒は1学期で計110人。民間のフリースクールとは別に、市教委は学校適応指導教室「あおば教室」や小・中学生サポートルーム「コンネ」を通じ、学習や居場所づくりなどで支援している。1学期の利用者はあおば教室が20人、コンネが34人だった。
 中崎議員はフリースクール利用料への補助についても質問。西村教育政策監は「私立小中学校に通っている場合でも自己負担のため、今のところ補助は考えていない」と述べた。


© 株式会社長崎新聞社