長崎県内　100歳以上の長寿者 1843人　過去最多更新

　老人福祉法に基づく老人の日（15日）と老人週間（15～21日）を前に長崎県は9日、県内の長寿者の状況を発表した。本年度中に100歳以上になる人（今月1日現在）は、前年同期比180人増の1843人（男性205、女性1638）で過去最多を更新した。
　県内最高齢は110歳の井手尾ミチさん（長崎市）で、長寿者上位10人は女性だった。男性の最高齢（氏名、居住地非公表）は106歳。最高齢夫婦（同）は年齢を足すと202歳になる。
　県内の人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」は、1月1日現在で32.75％。全国平均は28.24％で本県は11番目に高い。
　21市町で最も高齢化率が高いのは北松小値賀町の50.30％。新上五島町（41.82％）平戸市（40.59％）五島市（40.13％）南島原市（39.62％）と続いた。
　高齢化率が低いのは大村市（25.11％）西彼時津町（26.44％）西彼長与町（26.80％）北松佐々町（27.68％）諫早市（30.20％）－などだった。