全国に「高温に関する早期天候情報」 来週は気温高い状態続く予想 時季外れの暑さも

 近畿、四国は湿った空気の影響で16日(木)ごろまで、東・北日本は冷たい空気の影響で17日(金)ごろまで、気温が平年並みか平年より低い日があるが、その後は暖かい空気が流れ込みやすいため平年より高い日が多くなる見込み。中国、九州北部(山口県を含む)、九州南部、沖縄・奄美は、向こう2週間程度の気温は平年並みの日もあるが、暖かい空気に覆われやすく平年より気温の高い日が多くなりそうだ。

13日(月)気象庁発表「早期天候情報」 出典=気象庁HP

 特に東北、東・西日本、沖縄・奄美は19日(日)ごろから、北海道は21日(火)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理、急な気温上昇による熱中症予防など健康管理に注意するよう呼びかけている。

 今年は、秋の彼岸入りが20日(月)、中日が23日(木)、彼岸明けが26日(日)だが、地域によっては少なくとも中日あたりまで暑い状態が続く見込み。21日(火)の中秋の名月は、南の地域ほど団扇を片手にお月見という雰囲気になるかもしれない。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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