デビュー35周年の坂本冬美の新境地!〝情念ポップス〟を歌う新アルバムを10月27日発売

坂本冬美(東スポWeb)

デビュー35周年のメモリアルイヤーとなる演歌歌手・坂本冬美が情念のポップスを歌うコンセプトアルバム「Love Emotion」を10月27日に発売すると発表した。

デビュー曲「あばれ太鼓」から演歌歌手として順風満帆だった坂本。「夜桜お七」などの大ヒット曲や、「また君に恋してる」というポップス路線でもヒットに恵まれてきた。満足感はあるものの、何かが足りないと思い続けてきた坂本にとって、一つの転機になったのが、桑田佳祐との出会いだった。

2018年の紅白歌合戦でつながった縁が形になったのが、桑田が書き下ろしたシングル「ブッダのように私は死んだ」だ。惚れた男に尽くしたものの騙され、果ては命まで落としてしまう女。魂となっても女の“情念”は彷徨い続ける。桑田から届けられたこの楽曲から導き出されたのが、今回のコンセプトアルバム「Love Emotion」である。

演歌ジャンルでは「夜桜お七」など多くの情念作品は歌ってきたが、ポップスの情念作品は初めてのチャレンジである。今回のアルバムでは五輪真弓「恋人よ」、中森明菜「難破船」、中島みゆきの「わかれうた」といった情念の作品を坂本が歌い継ぎ、新しい解釈、そして新境地の確立を目指す。

坂本は「桑田佳祐さんに頂いた『ブッダのように私は死んだ』をきっかけに、『情念』をキーワードにしたコンセプトアルバムをリリースします。私が大好きだった曲や、まさかこの曲を歌うことになるとは!といった曲まであらゆる『情念』を歌っております。是非、坂本冬美の心に秘めた『情念』を感じ取ってください」とコメントを寄せている。

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