地元紙が最高評価! リバプール南野今季初出場で2発 

待望のゴールにガッツポーズの南野(ロイター)

イングランド・リーグカップ(カラバオ杯)3回戦が21日(日本時間22日)各地で行われ、リバプールの日本代表MF南野拓実(26)が敵地ノリッジ戦で今季公式戦初出場。2得点を決める活躍で、3―0の勝利に貢献し、存在を大いにアピールした。

スタメンに名を連ねた南野に、いきなり見せ場がやってきた。前半4分、左CKからFWオリギが頭で落としたボールを、ゴール右前で振り向きざまに蹴り込んだ。相手GKの股を抜く先制弾。

実況が「南野のターンとシュート! ノリッジにとっては悪夢だ」と叫ぶ今季初ゴールでチームを勢いづけた。

1―0で前半を折り返し、オリギの得点でリードを広げ、迎えた後半35分。再び南野がスルスルとペナルティーエリア内へ進入し、DF陣と対峙しながら粘ってタイミングを見極めダメ押し弾。勝利を確実にした。

目の覚めるような活躍に、英紙「サン」は「南野が2得点でチームに火を付け4回戦に進出」と報道。地元紙「リバプールエコー」は選手評価で南野にチーム最高点となる8をマーク。「先制点を決め、ノリッジ守備陣の背後のスペースに飛び込めば常に危ない存在。粘り強さが功を奏し、2点目を決めた」と高く評価した。出場機会に恵まれず、窮地のなかでも巡ってきたチャンスをモノにした南野。ここから巻き返しだ。

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