27日（月）午後も、北・東日本は広く晴れる見込み。西日本は太平洋側で雲が多く、雨の降る所がありそうだ。なお、週の後半は東日本の太平洋側を中心に、台風16号の影響を大きく受けるおそれがある。

しばらく気温高め

　27日（月）午後も北・東日本は高気圧に覆われて晴れるが、西日本は湿った空気の影響で太平洋側は雲が広がりやすい。四国や九州で雨の降る所があり、夜は大分や宮崎など九州で雷雨となる可能性がある。最高気温はきのうより高い所が多く、西日本では蒸し暑く感じる地域がある見通し。

　あす28日（火）から29日（水）にかけても同じような天気が続き、西日本では雲が取れにくい見込み。また、東日本の太平洋側、東北の太平洋側でも、きょうより雲が多くなる所がありそうだ。全国的に気温は平年より高めで、西日本を中心に日中は暑いくらいの状態が続く見込み。

台風16号

　台風16号は、きのう（26日）に猛烈な勢力となったが、きょう27日（月）午前9時は中心気圧が上がり非常に強い勢力となっている。ただし、今後は海水温の高い領域を北上するため、29日（水）ごろにかけて再び発達して猛烈な勢力となる見込み。その後、あまり勢力を落とさず、10月1日（金）に非常に強い勢力で伊豆諸島にかなり接近し、関東に近づくおそれがある。

　台風の北上に伴い、30日（木）から東日本の太平洋側を中心に風が強まる見込み。1日（金）ごろは伊豆諸島では暴風となり、台風が最も西側の進路を通った場合は、関東など東日本の太平洋側でも大荒れとなるおそれがある。台風が比較的コンパクトであり、30日（木）以降に進行速度を上げることを考えると、1日（金）の東日本は太平洋側を中心に、急に雨や風の強まる地域があることを想定する必要がある。今後も、最新の台風情報に注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）