総裁選から一夜明け 岸田新総裁 党役員人事に着手

きのう(29日)自民党の新総裁に選出された岸田文雄氏。

一夜明け幹事長など党役員人事の調整に入っています。

【自民党 岸田文雄新総裁】

「実際活動を始めるとやることがいっぱいある。日程もかなり窮屈な状況ですので、大変目まぐるしく今活動を始めております」

けさ(30日)自民党本部に姿を見せた岸田文雄新総裁は、休む間もなく“岸田政権”誕生へと動き出しました。

注目の党役員人事について、幹事長ポストには麻生派の甘利税調会長や、細田派で安倍前総理側近の萩生田文科大臣の起用が取り沙汰されています。

甘利氏は、岸田陣営の選対顧問を務め安倍氏、麻生氏、岸田氏のいわばパイプ役でした。また、萩生田氏も岸田氏から手腕を評価され信頼が厚いとされています。

一方、総裁選で争った3候補の中でも、高市氏は決選投票で協力を得たことから要職での起用が取り沙汰されています。

安倍氏・麻生氏の傀儡とのイメージを避けたい岸田新総裁。中堅若手の登用など独自色をどこまで打ち出せるのかが注目されます。

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