気象庁は1日(金)、9月の天候まとめを発表した。北日本日本海側では日照時間はかなり多く、降水量は少なくなった。東日本太平洋側と西日本の日照時間は少なかった。沖縄・奄美では気温はかなり高く、日照時間はかなり多くなった。
北日本日本海側 日照時間かなり多く
北日本では月を通して高気圧に覆われやすく、晴れた日が多かった。日照時間は北日本日本海側でかなり多く、北日本太平洋側で多かった。北日本日本海側の月間日照時間は平年比130%で、9月としては1946年の統計開始以降1位の多照となった。また、降水量は北日本で少なかった。
東日本太平洋側と西日本 前線や台風の影響で日照時間少なく
東日本太平洋側と西日本では9月中旬の中頃にかけて、前線や台風14号の影響を受けて曇りや雨の日が多く、日照時間は少なかった。
沖縄・奄美は高温・多照
沖縄・奄美は、台風14号が通過した影響で大雨や大荒れとなった所があったほかは、高気圧に覆われて晴れた日が多かった。そのため、気温はかなり高く、日照時間はかなり多かった。
<月降水量 少ない方から1位を更新した主な地点>
むつ 26.5 ミリ (平年比16%)
<月間日照時間 多い方から1位を更新した主な地点>
留萌 232.2時間 (平年比139%)
江差 222.6時間 (平年比137%)
倶知安 197.8時間 (平年比132%)
深浦 211.1時間 (平年比136%)
今後の天候
10月は全国的に暖かい空気に覆われやすく、東・西日本と沖縄・奄美では前半に気温がかなり高くなる見込みだ。北日本でも平年並か高い見通し。また、東・西日本は高気圧に覆われて10月の日照時間は平年並か多くなりそうだ。沖縄・奄美では湿った空気の影響を受けやすく、10月の日照時間は平年並か少なく、降水量は平年並か多い見通し。