キッチンカーでにぎわい創出 綾瀬市が3公園活用し実証実験

食材などにこだわった商品を提供しているキッチンカー=綾瀬市本蓼川の綾瀬スポーツ公園

 神奈川県綾瀬市は10~12月の第1、第3土・日曜に市内3公園でキッチンカー(移動式販売車)誘致の実証実験を順次行う。目立った観光地のない同市が公園のオープンスペースを有効活用し、交流人口の増加につなげるための新たな試み。市内外の15業者が参加し、採算性などを検証する。

 市によると、実験は10月が綾瀬スポーツ公園(同市本蓼川)、11月は城山公園(同市早川城山3丁目)、12月が風車公園(同市大上2丁目)で実施する。規模やタイプが異なる3公園を選定したという。

 実験開始に当たり、市の呼び掛けで5月にあやせフードトラック協会が発足、準備を進めてきた。市内6業者のほか、藤沢や大和など市外9業者が参加。地場産食材を使ったピザやハンバーガー、クレープ、コーヒーなどを期間中、日替わりで販売する。

 実証実験の初回となった2、3の両日は、綾瀬スポーツ公園の中央園路にカラフルなキッチンカーが6~7台出店。天候に恵まれ、買い求める家族連れらで列ができた。

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