阪神 ヤクルトとの首位攻防に敗れ自力優勝消滅 矢野監督「しっかり受け止めてやるしか」

ヤクルトに敗れ球場を後にする阪神・矢野監督

阪神は8日のヤクルト戦(神宮)に1―4で敗れ、自力優勝の可能性が消滅。ヤクルトに優勝マジック11が点灯した。

絶対に負けられない首位攻防3連戦の初戦。必勝を期し2戦連続完封と勢いに乗る左腕・高橋遥人投手(25)をマウンドに送り込んだが、ヤクルト打線を抑えきれず5回4失点。打線も4回の大山の21号ソロによる1点しか挙げられなかった。

試合後の矢野監督は「(高橋は)中5日ってのもあるしね。ハルトも勝負に行った結果なので。しっかり受け止めてやるしかない」と冷静な態度で敗戦を受け入れ、こう続けた。「いつも言うけど終わったことは変えられない。明日以降、自分たちが変えられるところにチャレンジしていく」。

開幕から首位街道を独走しながら、シーズン最終盤にヤクルトの勢いに屈し自力V消滅。ヤクルトとのゲーム差は3だが、残り試合数や引き分けの少なさによる勝率差を勘案すれば、その差はかなり大きい。今カード残り2戦を必勝態勢でもぎとり、未来を切り開けるか――。

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