栄喜堂菓子店 焼ど~なっつ 地酒と菓子がコラボ SAKEまつりで販売

 上越市本町5の栄喜堂菓子店は23日から11月22日までの「越後・謙信SAKEまつり」月間に、竹田酒造店(大潟区上小船津浜)の地酒「かたふね」を使った焼きドーナツを販売する。16、17の両日は同市西本町3の無印良品直江津で開かれる「つながる市」で先行発売する。1個200円(税込み)。

 商品は、本町商店街各店と上越地域の酒蔵が連携して新商品を開発する事業の一環。大潟区出身の同店2代目・浅野祐治さんが生前、かたふねを愛飲していた縁で、4代目の項一さん(40)が同酒とのコラボを熱望した。

 同店は9月から、しっとりした食感が魅力の「栄喜ど~なっつ」を販売している。コラボ商品は、2種類の酒を使った「大人向け」商品。生地に夏限定のにごり酒を混ぜてこくを出し、生貯蔵酒を振り掛け香り付けをするなど、かたふねを存分に楽しめる味に仕上げた。冷やすと一層香りが際立つという。

2種類のかたふねを使用した大人のための「焼ど~なっつ」

 日本酒を多く使用しているため未成年、妊娠中や授乳中の人、車を運転する人は食べられないが、浅野さんは「かたふねの魅力が伝わるようこだわった。来年は例年と同規模のまつりが開けるよう、きっかけの一つになれれば」と願った。水曜定休。問い合わせは同店(電025・523・5391)へ。

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