ソフトバンク・栗原が全試合出場&20発に照準 工藤監督「欲を言わなければ十分」

ソフトバンク・栗原(東スポWeb)

ソフトバンク・栗原陵矢捕手(25)が、自身初の20本塁打&全試合出場に照準を定めた。17日はロッテ戦(ZOZO)が雨天中止。残り5試合、わずかに残るCS進出をあきらめないプロ7年目は室内練習場で汗を流した。節目の20号まで、あと1本。「やっぱり打ちたい。チームが勝てる1本を打ちたい」と腕をぶした。

今夏は東京五輪にも出場。精神的、肉体的にも負担がかかった中で、ここまで全試合出場を続けている。「去年は出られない試合があって、すごく悔しい経験をした。その分、今年(ここまで全試合に)出られているというのは、まずはよかった。去年1年の経験が今年に生きているのかなと思う」。昨年よりも好不調の波が少なく、それが数字に表れている。ここまで打率2割7分8厘、71打点(17日現在)。昨シーズンの出場118試合、打率2割4分3厘、17本塁打、73打点と比較しても、すでに成長の跡がうかがえる。

そんな栗原の働きぶりに、工藤監督は「欲を言わなければ十分」と目を細めつつ「どうしても欲が出ちゃう。欲を言えば柳田と張るくらいになってほしい」と先を見据えて期待をかけた。

主力に成長した25歳がラスト5試合、もうひと踏ん張りを見せる。

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