今月1日、長崎市に開業したMICE施設「出島メッセ長崎」のこけら落としイベント「長崎 MICE EXPO」が12日、開幕した。初日は食をテーマにした商談会があり、県外企業のバイヤーと県内の食品メーカー計約120社が新たなビジネスチャンスの可能性を探った。
同イベントは、商談会やイベントなど同施設の活用方法を市民に知ってもらおうと、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)と十八親和銀行(長崎市)が主催。
オープニングセレモニーで、十八親和銀の森拓二郎頭取は「『みんなでつくる長崎の未来』というメッセージを込めている。新しい長崎を築いていくきっかけになってほしい」とあいさつ。FFGの柴戸隆成会長兼社長や田上富久長崎市長らがテープカットし、開幕を祝った。
商談会では、福岡県などの百貨店やスーパー約30社が県内の食品メーカー約90社の担当者と面談。担当者たちは、水産加工品や菓子、酒類などの商品の特徴をアピールし、商機につなげていた。南島原市有家町の雲仙きのこ本舗の前田和彦次長は「規格外のキノコに付加価値をプラスした商品の販路拡大を目指している。東京、大阪での商談会に行くことがあったが、地元で大規模な商談の機会ができて良かった」と話した。
14日までの3日間、テークアウトマルシェやクイズ大会、eスポーツ体験会など市民向けイベントを予定している。
出島メッセで「長崎 MICE EXPO」開催 新たなビジネス機会探る
- Published
- 2021/11/13 10:30 (JST)
- Updated
- 2022/02/02 12:55 (JST)
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