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長崎開港450周年を記念し、長崎市飽の浦町の三菱重工業長崎造船所本館ビルで20日夜、窓からの明かりを生かし、「450」の数字をともす「窓イルミ450」が披露された。世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産、ジャイアント・カンチレバークレーンもライトアップ。長崎港を明るい光で包み続けたいという社員の思いが込められている。
長崎造船所は江戸幕府が1857年、建設した日本最初の本格的な洋式工場「長崎鎔鉄所」が始まり。160年以上にわたり、多くの船舶や機械製造を手掛け、日本の産業発展に貢献してきた。
イルミネーションは、同造船所で働く社員有志が企画。長崎港近くの高台に建つ本館ビル(地下1階、地上9階)の窓100面以上を遮光シートでマスキング。日没後、ビル内で点灯された明かりが「450」の数字を白く浮かび上がらせた。
長崎水辺の森公園近くの岸壁で釣りを楽しんでいた住吉町の山崎綾子さん(43)は「今までにない試みで面白い。すぐにフェイスブックにアップした」と話した。