長崎南山中・高 新しい校舎が竣工 大ホールや食堂を整備

真新しい大ホールに集い新校舎完成を祝う関係者=長崎市、長崎南山中高

 学校法人長崎南山学園(西経一理事長)は3日、長崎市上野町の長崎南山中(172人)・長崎南山高(595人)の新校舎の竣工(しゅんこう)式を開き、関係者約120人が完成を祝った。従来の校舎に増築し、聖堂を兼ねた大ホールと食堂を新設した。
 同学園の創立70周年記念事業として約8億円かけて整備。昨年11月に校舎の一部を解体し、着工した。鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約2千平方メートル。
 3階の大ホール(聖堂)は、一部の窓をステンドグラスで彩った。1階の食堂は15日から使用し、定食や麺類や丼などを提供する。2階は中学生の6教室があり、電子黒板や可動式プロジェクターを完備。1階には音楽教室、3階には美術教室もあり、いずれも中高生が8日から利用する。
 式は大ホールであり、聖書朗読や同中高吹奏楽部の生徒による聖歌演奏などで完成を祝福した。西理事長は「生徒一人一人を大切にしたい。そのために新校舎を建てた」と式辞を述べた。

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